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「下谷万年町物語」
唐十郎の戯曲を蜷川幸男が演出し、 演じるのが宮沢りえ、藤原竜也というのにひかれて(ミーハーですね 緑色の水がたたえられた瓢箪池には、人が何度も落ちたり派手にもがいたり、 20人以上いるだろう男娼たちはあるものはけばけばしく、あるものは裸で、 そしてキティが洋ちゃんがおかまたちが舞台を縦横無尽に暴れまわり、床下に消えたかと思うとゴミ箱からでてきたり、そして客席までもをかけまわる。 圧巻で、思いがけない演出で、あっという間に芝居に引き込まれてしまった。 そして藤原竜也と宮沢りえもとてもよかった。 西島隆弘が伸ばす指先には少年の繊細さと苦脳がたしかにみえた。 キティ(宮沢りえ)がザバーッと水を滴らせながら、池の中から洋ちゃん(藤原竜也)に抱きかかえられて出現したのは衝撃的だったが、最初のうちはまだ”宮沢りえ”が残っていて”演じている” 感があったけれど、後半になるとポン中(ヒロポン中毒)のキティ、炎の中を恋人をさがし叫ぶキティ、男装の麗人、狂ったように演じる激情のキティそのものになってくる。妖しくて美しく、息をのんだ。(真紅のロングスリップからのぞかせた白い脚の美しさにもどきっとした) 藤原竜也はすらりと背が高く手足も長く、通る声で、つくづく舞台の人なのだなと見惚れてしまった。 実在した男娼の町”下谷万年町”と警視総監の帽子盗難事件をモチーフに過去と現在と幻想が交錯する。終戦直後の猥雑な男娼の町でもがき暴れまわり、それでも演じたかったキティの、かなわなかった思いや哀しさが劇場に濃密に満ちていく。 切なくも救いだったのは、最後に洋ちゃんを背負って池に現れたキティが、文ちゃんにすっとまっすぐに手をのばして”さあ!”といった明るい声。たとえそれが幻でも。 ![]() 「下谷万年町物語」 チゲ鍋ではなく
ひろい部屋じゃたいへんだけど
水を入れたバケツに新聞紙をざっとちぎって浸し、軽く絞り小さくちぎって床全体ににまく。 それを箒で履き集める。 細かなごみや埃が新聞紙にくっついてとれる。 箒が入らない場所は床にまいた新聞紙をつまんでちょこちょこっと拭き取ればよい。雑巾よりかんたん。とてもスッキリときれいになる。 暮れに店の掃除機が突然作動しなくなってしまい、 かといってすぐに新しいものを買う余裕はなく、 苦肉の策で、そういえばこんな掃除の仕方があったような・・と思いだしやってみたのだ。 掃除機のような排気がないうえ、埃をとりながら簡単な水ぶきもしているようものなので、 履き終わると清々しくてさっぱり。空気まで洗ったみたい 加湿にもなるし、なんといってもエコだし。 しばらくはこれでやっていこうかな、なんて思っている。 しかし、店の床に濡らした新聞紙をびしょびしょ撒き散らす様子は、 通りを歩く人、とりわけ若い世代の人の目には奇異にうつるんだろうなぁ。 掃除の最中に立ちよった同年代の友だちは ”お茶がらまいて玄関の三和土を掃除しましたよね〜”といってくれたけど。 (三和土=たたき。これが漢字変換できなかった。なんだかな〜 日々の暮らしがあってこそ
年明けは7日が仕事始めで、ひさしぶりにPCを開いたのだけれど、 Christmas time in blue 〜聖なる夜に口笛吹いて〜
世界中のすべての人にメリークリスマス!
定番クリスマスソングにはいってもいいと思うんだけどな。。。 ≪Christmas time in blue 佐野元春≫ ![]() 愛してる人も 愛されてる人も 泣いてる人も 笑っている君も 平和な街も 闘ってる街も メリー・メリー・クリスマス Tonight's gonna be alrighat 大切な人も 離れてく人も よく働く人も 働かない人も うまくやれる人も しくじってる人も メリー・メリー・クリスマス Tonight's gonna be alright ・ ・ ・ ・ ・ 世界中のチルドレン Ring-a-ring-a-roses! 憂鬱なときも ひとりぼっちのときも 平和な街で 闘ってる街で Ring-a-ring-a-roses! Tonight's gonna be alfright ShaLaLa・・・・ ![]() 銀座線
12月18日 くもり
古い地下鉄の古い車両はゴオゴオと音がうるさいので、わたしたちは顔を寄せてはなしをする。つながるかすかなサンダルウッドのかおり。 彼ははじめてあったときからいまもかわらず礼儀正しくて、きれいなことばを話す。 地下鉄の駅3つ分、 彼はひたむきにまっすぐにわたしを見つめる。痛いくらいに。まるで一瞬でも視線をはずしたら、その刹那にわたしが消えてしまうとでもいうように。これほど熱く真摯なまなざしを、わたしは他に知らない。 地下鉄の駅たったの3つ分。 わかれぎわにわたしたちは少しだけ手をかさねる。彼の大きな手のかたち、長い指、ひかえめなふわりとした感触。 ―話ができてうれしかったです。 立ちあがると彼は背が高くて、それはなぜかいつもわたしには思いがけないことで、 けれどネイビーのトレンチコートはあっという間にホームの人波にまぎれてしまう。 わたしはすぐに彼のまなざしと匂いをぱたぱたとショールにくるんで、そうっとかばんの奥にしまう。ときどきとりだしてうっとりしたり、夜中に少し泣いたりする。 それからみつめられてあいた目の下の穴に絆創膏をはる。こんど会うときまでに穴がふさがってればいいなあと思いながら。 |