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「下谷万年町物語」
唐十郎の戯曲を蜷川幸男が演出し、
演じるのが宮沢りえ、藤原竜也というのにひかれて(ミーハーですねあせあせ)足を運んだのだが、期待以上だった。
緑色の水がたたえられた瓢箪池には、人が何度も落ちたり派手にもがいたり、
20人以上いるだろう男娼たちはあるものはけばけばしく、あるものは裸で、
そしてキティが洋ちゃんがおかまたちが舞台を縦横無尽に暴れまわり、床下に消えたかと思うとゴミ箱からでてきたり、そして客席までもをかけまわる。
圧巻で、思いがけない演出で、あっという間に芝居に引き込まれてしまった。
そして藤原竜也と宮沢りえもとてもよかった。
西島隆弘が伸ばす指先には少年の繊細さと苦脳がたしかにみえた。

キティ(宮沢りえ)がザバーッと水を滴らせながら、池の中から洋ちゃん(藤原竜也)に抱きかかえられて出現したのは衝撃的だったが、最初のうちはまだ”宮沢りえ”が残っていて”演じている” 感があったけれど、後半になるとポン中(ヒロポン中毒)のキティ、炎の中を恋人をさがし叫ぶキティ、男装の麗人、狂ったように演じる激情のキティそのものになってくる。妖しくて美しく、息をのんだ。(真紅のロングスリップからのぞかせた白い脚の美しさにもどきっとした)
藤原竜也はすらりと背が高く手足も長く、通る声で、つくづく舞台の人なのだなと見惚れてしまった。

実在した男娼の町”下谷万年町”と警視総監の帽子盗難事件をモチーフに過去と現在と幻想が交錯する。終戦直後の猥雑な男娼の町でもがき暴れまわり、それでも演じたかったキティの、かなわなかった思いや哀しさが劇場に濃密に満ちていく。
切なくも救いだったのは、最後に洋ちゃんを背負って池に現れたキティが、文ちゃんにすっとまっすぐに手をのばして”さあ!”といった明るい声。たとえそれが幻でも。

shitaya_main.jpg

「下谷万年町物語」


2012.01.26 Thursday 16:55
演劇 comments(0)
チゲ鍋ではなく

CIMG1784.JPG

辛い湯豆腐。
お豆腐のほかは長葱をたっくさんと残っていたお揚げさん1枚。
生姜、にんにく、ねぎのみじん切り、それに豆板醤もたっぷり入れてあるので
食べてるうちからからだがぽっかぽか。
お豆腐には旨みと辛味のきいたスープがしみておいしい〜ハート
空になったお鍋をみて夫が言う。
”俺だったら豆腐2丁いれるね”
おっしゃるとおりであせあせ



2012.01.19 Thursday 14:25
おいしい comments(0)
ひろい部屋じゃたいへんだけど
水を入れたバケツに新聞紙をざっとちぎって浸し、軽く絞り小さくちぎって床全体ににまく。
それを箒で履き集める。
細かなごみや埃が新聞紙にくっついてとれる。
箒が入らない場所は床にまいた新聞紙をつまんでちょこちょこっと拭き取ればよい。雑巾よりかんたん。とてもスッキリときれいになる。

暮れに店の掃除機が突然作動しなくなってしまい、
かといってすぐに新しいものを買う余裕はなく、
苦肉の策で、そういえばこんな掃除の仕方があったような・・と思いだしやってみたのだ。
掃除機のような排気がないうえ、埃をとりながら簡単な水ぶきもしているようものなので、
履き終わると清々しくてさっぱり。空気まで洗ったみたいぴかぴか(新しい)
加湿にもなるし、なんといってもエコだし。
しばらくはこれでやっていこうかな、なんて思っている。

しかし、店の床に濡らした新聞紙をびしょびしょ撒き散らす様子は、
通りを歩く人、とりわけ若い世代の人の目には奇異にうつるんだろうなぁ。
掃除の最中に立ちよった同年代の友だちは
”お茶がらまいて玄関の三和土を掃除しましたよね〜”といってくれたけど。


(三和土=たたき。これが漢字変換できなかった。なんだかな〜もうやだ〜(悲しい顔)


2012.01.16 Monday 17:31
暮らし comments(0)
日々の暮らしがあってこそ

年明けは7日が仕事始めで、ひさしぶりにPCを開いたのだけれど、
何よりも最初にしなくてはならなかったのが売り上げ管理に使っている”弥生会計”を24年度版に更新することで、でもそれが全然うまくいかなくて、ああ、ひとりでやってるとほんとたいへんっ、PCなんて苦手なのに。。。もうやだっ!

それがようやく、
ほぼ1週間がかりで先ほどバージョンアップ&正常作動完了exclamation ×2
ブログを書ける余裕ができました〜わーい(嬉しい顔)

**********************************************************

みなさま穏やかな新年をお迎えでしたか?
わたしは”胃が消化しないうちに次の食事がはいってくる怒涛の三が日”以降は肝臓にはやさしい日々でありますむふっ

しかし寒い。
なにが寒いって、店が寒い。
わたしが座っている背後にあるエアコンの温風は頭の上を通り過ぎ、
すぐ目の前の出入り口は解放されており、
足元は冷え冷え、
今どきめずらしい霜焼けなんてできちゃうのだ涙

とはいうものの、夕方5時を過ぎてもぼんやり西の空に淡桃色がのこっていて、
ちゃんと春はちかづいてきてるんだなぁ。

昨年は普通に暮らせることがありがたいことだということ、
当たり前だと思っていたことがじつは尊くて愛おしいものだということを強く気づかされた年でした。そして自分のやっていることがこれでいいのかと、考えるのだけれど、考えるほどにもどかしくて。
でも結局わたしができること、すべきことはこつこつと日々の暮らしをいきることなんだとあらためて思ったのでした。
―家族のためにご飯つくったりいろいろ心配したり、生活のためには働いてお金を稼いで、募金を途切らすことはなく、たまに友だちと飲んだり食べたり―そういうこと。


今読んでいる本の中にこんなことばがある。
(人間は何のために生まれてきたのかと訊かれて)
―自分と縁する人たちに歓びや幸福をもたらすために生まれてきたのだ・・。


そういうわけで相変わらず(+αも少しだけ)の暮らしをつづけていきます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。



2012.01.08 Sunday 17:17
暮らし comments(2)
Christmas time in blue 〜聖なる夜に口笛吹いて〜
世界中のすべての人にメリークリスマス!

定番クリスマスソングにはいってもいいと思うんだけどな。。。


Christmas time in blue     佐野元春≫

Xmas tree.jpg


愛してる人も
愛されてる人も
泣いてる人も
笑っている君も
平和な街も
闘ってる街も
メリー・メリー・クリスマス
Tonight's  gonna be alrighat
大切な人も
離れてく人も
よく働く人も
働かない人も
うまくやれる人も
しくじってる人も
メリー・メリー・クリスマス
Tonight's gonna be alright
   ・
   ・ 
   ・
   ・
   ・
世界中のチルドレン
Ring-a-ring-a-roses!
憂鬱なときも
ひとりぼっちのときも
平和な街で
闘ってる街で
Ring-a-ring-a-roses!
Tonight's gonna be alfright

ShaLaLa・・・・

candle cafe1.jpg



2011.12.25 Sunday 14:50
Art & Music comments(0)
銀座線
12月18日   くもり

古い地下鉄の古い車両はゴオゴオと音がうるさいので、わたしたちは顔を寄せてはなしをする。つながるかすかなサンダルウッドのかおり。
彼ははじめてあったときからいまもかわらず礼儀正しくて、きれいなことばを話す。
地下鉄の駅3つ分、
彼はひたむきにまっすぐにわたしを見つめる。痛いくらいに。まるで一瞬でも視線をはずしたら、その刹那にわたしが消えてしまうとでもいうように。これほど熱く真摯なまなざしを、わたしは他に知らない。
地下鉄の駅たったの3つ分。
わかれぎわにわたしたちは少しだけ手をかさねる。彼の大きな手のかたち、長い指、ひかえめなふわりとした感触。
―話ができてうれしかったです。
立ちあがると彼は背が高くて、それはなぜかいつもわたしには思いがけないことで、
けれどネイビーのトレンチコートはあっという間にホームの人波にまぎれてしまう。

わたしはすぐに彼のまなざしと匂いをぱたぱたとショールにくるんで、そうっとかばんの奥にしまう。ときどきとりだしてうっとりしたり、夜中に少し泣いたりする。
それからみつめられてあいた目の下の穴に絆創膏をはる。こんど会うときまでに穴がふさがってればいいなあと思いながら。


2011.12.19 Monday 15:37
ウソニッキ comments(2)
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